2007年02月

2007年02月28日

レキント・ギター

8b064b08.jpg2月26日

午後から世田谷のクレセントスタジオにてレコーディング1曲。編曲はピアニストでもある江草啓太氏。tassiはレキント・ギターで参加だ。参加といっても唄と二人だけだから、サシで勝負と言った方がイイか。

奄美大島出身でシマウタを唄う、朝崎郁恵さんというアーティストのレコーディングだった。普段はシマウタばかりを唄っているので...と謙遜気味に言われたが、どうしてどうしてそんな不安はみじんも感じさせずに、完璧な唄だったのに感動。

本日は唄とギターがメインということで、エンジニアの花島功武氏は、すでにU47をドド〜ンとセッティング済み。ちょっとシンパイだったレキントの音も、シッカリとした存在感のある音で録れた。

その後大急ぎで横浜まで移動し、因幡晃さんのレコーディング1曲。編曲は佐藤準氏。基本的にアコギのアルペジオ主体だったが、転調が2回あり一度で弾こうとするが和音的にどうしてもきれいにならず、結局途中カポをしながら部分録りで仕上げる。録音の場合後々まで残るので、色々と工夫が必要なのだ。

朝崎郁恵
http://asazakiikue.com/


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2007年02月27日

風の少女エミリー

54d390a0.jpg2月25日

昨晩に続き、青山のVictor301stで劇伴録音。昨年末に録音した「風の少女エミリー」の追加録音(たぶん)。音楽は宮川彬良氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョーで参加だ。

前回ほど譜面は多くなかったが、その分待ち時間が長く、コレはコレでペースが保てないなあ....(などと勝手なことばかり言っているが)。編成は前回同様ストリングスや木管、金管、ハープと大編成だった。録り方も通常の劇伴よりはかなり時間をかけ、かなり細かいところまで丁寧に仕上げている。劇伴のみの作品としてはもったいないなあ

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2007年02月26日

Lute

ade543d4.jpg2月24日

夜遅く、青山のVictor301stで劇伴録音。中国映画「太陽照常升起/The Sun Also Rises」で、音楽は久石譲氏。

本日はリュート系ということなので、ブズーキやポルトガルギターも持ち込んだが、音楽はもろに「古楽」だったので、迷わずリュートに決定だ。古楽といえば他にも「ビオラ・ダ・ガンバ」「ビオラ・ダモーレ」などの楽器が必要になる。ってことで専門職のお二方が参加。さらにバス・リコーダーとティン・ホイッスルで高桑氏、ハイランド・ハープに朝川氏というメンバーだ。

5名がそれぞれブースにはいるのかと思いきや、非情にもフロアに円陣を組んでマイクがセッティングされていた。つまり同録、マチガイはユルサレマセン状態だ。久石氏の指揮の下クリックなしで演奏。かなり冷や冷やしたが、まあナントカOKが出て一安心。皆さんさすがですね。ガンバやダモーレのサウンドもすばらしく、初めての貴重な体験だった。本映画はカンヌ国際映画祭でも出品されるとかされないとか.....

写真は竹酒を旨そうに飲む.....
ではなくバスリコーダーを上手に吹く高桑氏でした。

高桑英世/管鍵”樂団!?
http://www.kangengakudan.com/

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2007年02月25日

筆を選ばず

88ac4b46.jpg2月23日

午後から西麻布の制作会社にてアルコール飲料のCM録音。音楽は中島靖雄氏。本日は「地中海風」の楽器を、ということでMandolin , Bouzouki , Portugal Guitar , Viola Braguessaを持って、雨の西麻布に向かう。

マンドリンのメロディーを主体にブズーキやポルトガルギターで肉付けをしていく作業だった。エンジニアはこのスタジオでは初めて会う小幡幹男氏。小さいスタジオなので機材が十分とは言えない中、限られた機材を存分に駆使していつもと同じスバラシイ音で録ってもらえた。


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2007年02月24日

本日はなぜかBANJO DAY

167ba8bb.jpg2月22日

午後から麹町のサウンドインAstにてNHK教育で放送中の「クインテット」の劇伴録音。音楽は宮川彬良氏。

いつもの事ながらメインの楽器はウクレレで参加だが、本日はデキシー風な曲もありバンジョーも登場だ。エンジニアはレギュラーの田中信一氏ではなく、やはりベテランの小幡幹男氏。いつものAKG C460BではなくNEUMANN U67で録ってもらう。。ウクレレの音もいつもよりは低域がしっかりしていてtassi好み。

その後東銀座でカレーを食し、西麻布の制作会社にて石油会社のCM録音。音楽は藤田曜子氏。本日のお題は「カントリー、乾いたサウンド」ということでアコギの他にドブロ、マンドリン、バンジョーを登場させた。様々な楽器でメロディーやバッキングなど、考えられるパターンを全て録り終え、本日の作業は無事終了。

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2007年02月23日

豪華メンバー

4b93080e.jpg2月21日

昼から世田谷のWestside Ast にて石川さゆりさんのレコーディング2曲。編曲はギタリストでもある千代正之氏。通常の演歌の編成とはうって変わって、千代氏のガットギター、安田裕美氏のアコギ、それにtassiのブズーキとポルトガルギターというギター陣に加え、ドラムに長谷部徹氏、ベースは渡辺等氏、ピアノに山田秀俊氏、パーカッションに菅原裕紀氏、サックスに平原まこと氏、チェロに四家卯大氏という豪華メンバーだ。

唄も含めてほとんどバンドのリハーサル状態でセッションは始まり、プレイバックを聴きながら細かい直しを確認し、2曲とも1テイクでOKが出る。ホント皆さん一流ですなあ!!久しぶりに楽しいセッションだった。


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2007年02月22日

完コピ

f8a5850b.jpg2月20日

昼前から渋谷のNHK506stにて劇伴録音。「ダーウインが来た!」という番組で、音楽は内池秀和氏。劇伴録音として曲数はそれほど多くなく、4曲ほどだったが、それぞれフューチャーされるミュージシャンがヴァイオリン、ハーモニカ、ミュージックソウ(ノコギリヴァイオリン)、フラメンコギターだったりと、色々なタイプの曲調だった。tassiはアコギの他に「南米系」ということで色々持っていったのだが、使ったのはチャランゴだけという結果に終わってしまった。まあいつものことなのだが、運搬9割演奏1割といったところか。

その後急遽呼び出され、西麻布の音楽制作会社にてCM録音。某電機メーカーの液晶テレビCMだった。テンポ変更など様々な理由で波形編集を繰り返し過ぎ、ヨレヨレになったギターを差し替えるという作業だ。つまり完コピせよということだが、ギターの場合人の手癖をそのまま再現するのはなかなかタイヘン。これは譜面を起こす作業から始めねば。いちいち覚えられないからね。結果的にこの方が早く作業が終わるのだ。


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2007年02月21日

クセのあるGIBSON J-200

ad8ab47e.jpg2月19日

午後から麹町サウンドインAstでレコーディング2曲。編曲は矢野立美氏。今日はアコギだけなので3本ほど持って行ってみる。いつものGIBSON SJ、MERRILL OM28、そして久しぶりにGIBSON J-200という顔ぶれだ。

1曲目はストロークだったので、いつもなら迷わずSJなのだがJ-200を使ってみた。GIBSON J-200と聞くとたいていの人は、男らしくパワフルで荒々しい音というイメージを持つようだが、それは60年代以降のアジャスタブル・ブリッジになってからのサウンドだ。tassiのは50年代中期の楽器なので、サドルは牛骨でもちろんアジャスタブルではない。またそのサウンドはボディサイズによる、スケールの大きさと豊潤な低域はあるが、決して荒々しさだけの「がさつ」なギターではない。

だから荒くれ者を呼んできたつもりが、実は繊細な心の持ち主だったりして、時として拍子抜けするところがある。本日も荒野の用心棒をちょっと期待したのだが、意に反してメイプル材によるクセのある音の方が目立ってしまい、自分では少し選択を誤ったかな....といったところだった。

夜は世田谷にある「ピクニック」スタジオでレコーディング3曲。「Angel」というユニットのレコーディングで、作曲の前澤ヒデノリ氏のプライベート・スタジオでの録音だ。前澤氏はなかなかの機材マニアで、プライベートなスペースにヴィンテージなマイクやアウトボードなどが、これでもかと言うぐらい揃っている。本日もNEUMANN M269がごく自然にセットされてあった。マイクだけならそう珍しくないが(いやいやかなり貴重であるが)、高砂製作所のごついマイクスタンドを見ると、これはマニア以上のコダワリを感じるのはtassiだけであろうか。

rain book(前澤ヒデノリ氏とヴォーカルの山本容子さんのユニット)
http://therainbook.com/


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2007年02月17日

マニアックなカポ

94902218.jpg2月15日

午後から麹町サウンドインAstでレコーディング2曲。アレンジは宮崎慎二氏。本日は「日本の流行歌 150選」というシリーズの録音。

tassiはガットと、またまたバンジョーだ。今日のバンジョーは弾く部分が少なく、ナンだか悪い感じだが、たまにはこういう事があってもイイよね。ガットの方は延々と繊細なアルペジオでストリングスや木管を支える形。途中転調があったりで山あり谷ありだったが、ちょこっと直して無事終了だ。

さて、久しぶりにカポのお話。
どんなカポでもネック裏側には、ネジやレバーなどの突起物がでているのが普通だ。裏に突起のないカポを探すが、数えるほどしかない。ゴムのカポ(エラスティックとか言うらしい)でも、ゴムの厚さ分だけ出っ張るので、この部分を全く平らにするワケにはいかないようだ。またフラメンコ用の原始的なカポは、確かナイロン弦をグルっと巻いて止める形なので理想的ではあるが、ネック裏側に弦の細い痕が残ってしまったり、木ペグをしっかり締めたつもりがゆるんでしまったりと、心配なことが多いのが残念である。

さて、何で裏の出っ張りのことをそれほど気にしなきゃならんのかというと、コードフォームによっては裏がスッキリしていると、とても押さえやすいからなのだ。たとえば「F69」というコード、カポなしの時は問題ないが、カポをつけて同じフォームを押さえようとすると、かなり裏の出っ張りが邪魔になることがよく分かる。他にも親指で6弦を押さえるフォームの時は相当邪魔になる。弾きにくければ他のポジションがあるじゃないか、と言われそうだが前後の脈絡上どうしても、このフォームじゃなきゃならないこともあるのだ。

以前に「STERNER ECCENTRIC CAPO」というのを紹介したが、これは指板にアールの付いたアコギ用で、フラット指板のガットギターには使えない。そんな時に貴重なカポ職人を発見した。「The Sterner Capo Museum」でも紹介されていたが、日本の小山さんという方だ。tassiは彼にガットギター用とアールのきついポルトガルギター用の2種類をオーダーした。出来上がったモノは、楽器のアールにピッタリで音もしっかりしていて、なかなかヨイ。裏の出っ張りもナイとは言えないが、ゴムカポと同程度の厚みなので問題ない。日本にもこんなマニアックな人がいたとは驚きだ。


T.K. Crafts and KILALA
http://www014.upp.so-net.ne.jp/kilalaTKcrafts/

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2007年02月16日

三味線風BANJOにトライ

64d392c1.jpg2月14日

夕方から乃木坂ソニー1stで映画の劇伴録音。音楽は安川午朗氏。エンジニアは大野映彦氏。ちょっと早めにスタジオに着くとどうやら時代劇らしく、ドア越しから邦楽器の音がかすかに聞こえる。tassiは安川氏とは初対面なのでその作風もワカラナイ。まずは譜面を見ておこうとコーディネーターにお願いする。譜面を見るとなんだかメロディーが延々と、それも黒々と書いてあるではないか。おひおひ今日はバンジョーだよ....

「難曲」はその1曲のみで、後の3曲はオーソドックスな3フィンガーと、グレーな譜面のメロディ。さっそく別室で「難曲」のおさらいを始める。弾き始めてみると、なんかヘン。まるで三味線のフレーズみたい。そうか、時代劇だから三味線風にバンジョーで弾けってことか。皮が張ってある楽器同士だし、まあいいか。っと普段使わない指使いに苦労しながらも、ナントカクリアできそうな明るい未来が。

時間が来て入れ替えでブースに入り、自己紹介やらナンやらがあって打ち合わせに入る。「バンジョーの譜面はよく分からないので...」と安川氏が言うので、「まあ曲を聞きながら、いろいろやってみましょう」とtassiは提案。ブースから立ち去ろうとした安川氏に、「この和風な曲はどうしましょうね」と例の「難曲」の譜面を見せると、「あっ、ヤバイ。もう帰っちゃった〜?」と安川氏は譜面を持って、一目散にスタジオ出口に走り去ってしまった。

どうやら三味線の譜面がtassiに渡す譜面の中に紛れ込んでいた、というのが事の顛末だ。結局三味線の人は急いでブースに戻り、楽器を組み立てて仕切り直しで録音再開となる。

1時間ほどの待ちの後、tassiは「難曲」の幻影に怯えることなく、ナントカふつうに演奏して30分ほどで無事に終了。ああ、せっかく練習したあの「難曲」、ホントは弾いてみたかったんだけどなあ。


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2007年02月15日

absursistan

aacb3a94.jpg2月12日

午後から代々木にあるワンダーステーションで、ドイツ映画「absursistan」の劇伴録音。今回はDEMOということで、パーカッションの梯氏とピアノの山田氏と3人だけ。音楽は梅林茂氏そしてオーケストレーターに宮野幸子氏といった顔ぶれ。

参考に打ち込んであるオケを聴きながら、それに肉付けしていく。かと思えばそこから全く離れて、3人だけのセッションという切り口で録る。そんなテイクをいくつか録り本日の業務は終了。tassiはOUD、BOUZOUKI、MANDOLIN、IRISH BOUZOUKIで参加だ。今日の音がたたき台になって、きっと近い将来本番録音があるのだと思う。

さて、歳と共に視力が悪くなってきた。特に暗いところがダメだ。寝ながら本を読もうとするのだが、相当明るくしないとよく見えない。またコントラストがはっきりしないのもダメ。たとえば鉛筆書きの譜面、特にスコアをそのまま渡されると、もうヤんなっちゃう。このスタジオもブースの中はけっこう暗い、というかtassiには光量が足らないのだ。そんなワケでスタジオ・アシスタントの人にスタンドを持ってきてもらったらよく見えた。なんだかJ受験勉強しているみたいで、遠い昔を思い出した。

VEIT HELMER
http://www.veithelmer.de/41.0.html?L=1


vodafone 903SH


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2007年02月14日

うまいビールが飲みたい

2月11日

午前中から西麻布にあるワーナースタジオでCM録音。音楽は川嶋可能氏。最近のCM現場はほとんど打ち込みで、生楽器の入る余地が少なかったりする。まあ全体の予算がタイトだったり、またコンピューターである程度のことが出来てしまう、という理由もあってか「人手」が要らなくなっている傾向にある。そんな事もあってか、今日もまた一人でダビングか、とスタジオにぎりぎりに着いてみると、ナンとミュージシャンがたくさんいらっしゃいます。よく数えたら、パーカッションが3人もいたんですね。

結構長いバージョンを先に録るということで、セッションが始まってみれば曲はサンバ風。これはやっぱり生じゃないとまず無理でしょう。パーカッションの微妙なグルーヴを再現しようと思ったら、プログラミングに相当時間がかかるだろうし、労多くして功少なしという結果にもなりかねず、予算があればミュージシャンを呼んでパッと録っちゃった方が絶対ヨイ、と思うなあ。ピアノの平田氏やベースのH.渡辺氏のウッドがすばらしい。

ナカナカ力の入ったビールのCMで、ロングバージョンも録ったのできっとどこかで流れるんでしょう、きっと。tassiも最近ではとりあえずビールでノドを潤し、後はワインや日本酒に流れるのだが、このビールはちょっと味わってみたいなあ....


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2007年02月13日

AKG C12A

25bfd88b.jpg2月8日

昼から新富町のONKIO HAUS 1stにてレコーディング2曲。Yuccaさんというアーティストで、「千の風になって」という曲をバージョン違いで録る。編曲は蒲池愛氏。

tassiはよく知らなかったが「千の風になって」は、色々な人がカバーしているらしい。独特の作風で知られる蒲池氏は、いつもtassiをビシビシと鍛えてくださるのだが、今回は歌モノとあってか、わりとスンナリとアルペジオ、あるいはストロークというパターンであった。

夜は六本木のど真ん中にあるサンライズJstにて、日テレ系春から始まるアニメの劇伴録音。音楽は宅見将典氏。ホイッスルの高桑氏が終わるのを待ってtassi の出番。マンドリン、ブズーキ、そして最後にカンテレまで登場だ。エンジニアの杉山勇司氏は、tassiの民族楽器にレアなAKG C12Aを使って録るようだ。tassiの持っている414とはやっぱり音が違う。若干ノイズが気になるが、ガッツがあってとってもナイスな音だった。

このJstはその昔ワーナー・パイオニアのスタジオとして稼働していた。ところが何年か前に、同じビルの4階で営業していたサンライズスタジオが、買い取ったと聞いている。ここのビル自体も古いが、このスタジオも当時のままで、そうとうビンテージだ。コントロールルームは多少手が入れられているが、スタジオのブース・ドアの上にある「録音中」という赤い警告灯がその当時のままで、懐かしいやらおかしいやら。今時この警告灯を設置してあるスタジオには、あまりお目にかかったことがない。


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2007年02月11日

北の勝

b7b01ae1.jpg2月6日

夜西麻布の古いスタジオにてCM録音。音楽は桜井順氏。前回録ったDEMOの本番かな。健康飲料のCMだった。
フォーク調ということでMerrillを使い、フィンガーピックをつけて、スリーフィンガーで弾いた。

最近昔のビデオテープをひっくり返してのダビング作業に追われている。前々からもう見なくなったVHSテープをナントカしよう、と考えていたのだが、あまりの数の多さにうんざりしていた。引き出しの中にしまっておけば、目に触れないのでそれはナイことといっしょ。と。知らぬ存ぜぬを決め込んでいたのだが、旧友に渡すためにダビング作業をしているうちに、思考回路がダビングから整理整頓へと変わってきた。北海道の旧友からは、地酒が一升瓶でド〜〜ンと送られてきたので、これはがんばらなくてはならない。

だいたい1本のテープで必要な箇所は、映画でも録画しない限り、限られているものだ。その部分を抜き取ってダビングしてやれば、もうそのテープは必要なくなる。分かり切っていることだが、その場所を探し出すところから始めないと、先へは進まない。今まで放置してきたのはその作業が億劫だったからにすぎない。

最初は面倒臭がってやっていたが、いらなくなったテープが山のように高く積まれていく様を見ていると、だんだんとやる気が倍増してくる。当然引き出しの中にはフリースペースがどんどん増えていく。これはタノシイ。こういう事をやり始めると、引き出しが空にならないと気が済まなくなってくる。そろそろ確定申告の計算もしなければならないし、その合間に仕事もしなけりゃならないし、酒も飲まなきゃならない。さて空になった引き出しにはナニを入れようか、とまたモノを増やすことばかり考えている。


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2007年02月06日

禁断の楽器「Zither/ツィター」

ea90ba32.jpg2月3日

午後から乃木坂SONY 1stにてCM録音。音楽は中川俊郎氏。tassiも愛用している携帯電話会社のCMだった。アコギでスリーフィンガーを弾くのだが、スリーフィンガー自体最近弾く機会が少ないので、ちょっと苦労する。

エンジニアは伊豫部富治氏。本日は87と84というキャラクターの違うマイクを2本。いつもよりオンでセッティングしている。どちらかになるのか、はたまたブレンドするのかは不明だ。

チターという楽器がある。「Zither」なので正確にはツィターと発音するらしい。日本では「第三の男」のテーマで弾かれている楽器として有名だが、その演奏はタイヘン難しく日本での演奏家は数えるほどしかいない。演奏が難しいのはもちろんだが、楽器店で実物を見ることはまず不可能だ。ちょっとさわってみて「ヨシこれならオレにも弾けるかも...」と、ギターのように気軽に買って帰るなんてことはまずありえない。なぜならツィターなんて置いてある楽器店がないからだ。仮にあったとして、買って帰っても難しくて6時間と持たないだろう。

マンドリンやウクレレなどは、ギターが弾ければナントカなりそうな気配がある。しかしツィターはそう簡単に心を開いてくれない。チューニングはおろか、使う筋肉も竿モノ楽器とは違うので、ナントモならないのだ。tassiは昔からこの楽器には興味があったが、あってもきっと弾かずに楽器庫の肥やしになってしまうだろう手を出さなかった。まさに「禁断の楽器」だったのだ。

ところが最近この楽器の音色がずっと気になって仕方がなかった。そんな矢先、先日運良くCM録音の現場で、この楽器に出会うことが出来たのだ。そのスバラシイ音を聴いて、とうとう禁断の果実に手を伸ばしてしまった。あるところから手に入れたのだが、持って帰ってまずチューニング。これが実はタイヘンで、メロディーを弾く弦はギア式なのだが、その他大勢の伴奏弦はカンテレやオートハープと同様に、レンチを使ってするのだ。チューニングというより調律といった方がいいかもしれない。とにかく時間がかかる。弾くまでの儀式が長い楽器である。

メロディー弦は高いフレットの上から押さえつける形になるので、左の指はかなり痛い。あまりの強いテンションに、もしかしてオクターブ上にチューニングしてしまったか、と錯覚したくらいだ。それでも右手はサムピックをつけて弾くので、ギターと通じるところがある。ところが伴奏弦を弾くのが難しい。説明するだけで頭が痛くなるのでやめるが、もしかしたら東大に入る方が簡単かもしれないな。まずはメロディーだけでもキチンと弾けるようになりたい。


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2007年02月03日

ムルギー卵入り

c366cf96.jpg2月1日

午後から麹町サウンドインFstにてCM録音。音楽は菅井えり氏。Fstの狭いブースの中にギター二人が入っての同録だ。シャンプーのCMだったが、全体にさわやかなサウンドを2本のギターで表現するというもの。

もう一人のギタリストは渡辺格氏。渡辺氏は愛用のTaylorで、tassiはいつものようにGIBSON SJである。ツインリードということで二人でハーモニーを弾き分けるが、微妙なタイミングを合わすのがナカナカ難しい。また後半部分のソロは映像との絡みもあって、映像のイメージ通りになるまで時間がかかってしまった。

今年に入ってから旧友と再開したり、古いレコードが戻ってきたりと「懐かししリーズ」をアップしてきたが、今回もその70年代の続きを。渋谷の道玄坂からちょっと奥に入った百軒店(ひゃっけんだな)といえば、現在は無料風俗店案内所や様々な風俗店が並ぶ一画だが、当時もストリップの道頓堀劇場があったりと、今ほどではないにせよ色っぽい街だった。ところがどういうワケかそこに「ロック喫茶」なるものも何件か存在していた。「ブラック・ホーク」や「BYG」など、tassiはあまり入り浸った記憶はないが、友人に連れられて何度か行ったことがある。学生なので金がない。だから何時間もコーヒー1杯で粘ることになる。というより元々コーヒーを飲みに行く目的ではなく、レコードを聴くためなのだが。

ロック喫茶の帰りに必ず寄っていたのがカレー屋の「ムルギー」だ。当時は現在のようにインド料理屋というのものは、まだそれほどポピュラーでなく、カレーといえば黄色くどろっとしたルータイプが一般的だったと思う。友人に誘われて食べたムルギーのカレーの味は、初めての経験で、その辛さといいカルチャーショックだったなあ。ご飯も山のように尖らせるのがその盛り方の特徴だ。もうだいぶ前に亡くなった先代のオヤジさんは、お客が席に着くとスタスタと水を持ってやってきて「ムルギー卵入りで...」と、こちらがまだナニも決めてないのに、とぼけて勝手に決めてしまうという独特のキャラクターだった。インド料理という看板は出してはいるものの、専門的な料理はあまりメニューに載っていなかったし、ほとんどのお客がカレーばかりを注文するから、あらかじめ道筋を立ててやろうという、心優しい配慮だったのかもしれないなあ。

ある時友人が「よく分かりましたねえ!」と切り返したら、すかさず「ええ、分かるんですよ〜〜」と、いとも簡単に返り討ちに遭ってしまった。敵の方が役者が上だ。当時はオヤジさんと眼鏡をかけた小柄な奥さん(たぶん)、そしてまたまた小柄で角刈りのおばあさんの3人で店を切り盛りしていた。おばあさんとオヤジさんが亡くなり、現在では奥さんがやっている。また女性が何人か交代で手伝っているが、その中の一人にオヤジさんによく似た顔の人がいる。たぶん娘さんじゃないかと思うのだが....。現在も店構えは昔のままで、ここに来るといつでもあの時代にタイムスリップできる、貴重な場所だ。

ところで、レジ奥にある二階へと通じる階段がいつも気になるのだが、二階に上がった人はいるんだろうか。リフトらしきものもカウンターの中に見えるので、過去には二階も営業していたと思われるのだが、謎だ....

渡辺格/菅井えりさんのサイト
http://home.m07.itscom.net/erital/


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2007年02月02日

ヨーロッパな楽器でビールのCM

85cdb1ec.jpg1月31日

夕方から西麻布の制作会社で某健康飲料のCM録音。音楽は桜井順氏。ウクレレ、アコギが基本で、味付けにブズーキのストロークを加えてOKをいただく。

その後麻布十番の制作会社でやはりCM録音。音楽は周防義和氏。先日録ったデモの本番ということで、関係者が大勢詰めかける中、tassiはアーチトップ・ギターでリズムを刻んだ後、マンドリンでメロディーをかぶせる。前回アーチトップ・ギターはGIBSON L-50を使ったが、今回はもっと古くさくCASTELLUCCIA(カステルチア)を使った。マンドリンもあえてGELAS(ジュラ)を使い、共にヨーロッパな感じで仕上げた。一応念のためカバキーニョでもメロディーを弾いてみた。 tassiも大好きなビールのCMだったが、桜の季節におなじみのメロディーがオンエアされ、聴くことが出来るだろう。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm


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2007年02月01日

成田山の音頭

0a4e8080.jpg1月30日

正午から麻布台のサウンドシティAstにて音頭のレコーディング1曲。作編曲は小室等氏。

スタジオに着いてみると太鼓、尺八、笛、三味線といった邦楽の人たちがセッティング中。なんだかいつもと様子が違うなあ....知った顔はいない。とよく見るとギターの佐久間順平氏そして宗次郎ツアーで一緒だった小林光氏の顔が見えたので、ちょっと安心。なんでも今日は「成田山新勝寺」の「開基1070年記念」のレコーディングだとか。つまり成田山(山じゃないよ、お寺)が出来て1070年になるんで、その記念として音頭の歌詞を一般公募し、それに小室等氏が曲をつけて録音し、3月の発表会で披露するということらしい。「四季彩々成田山」というタイトルだった。

tassiはまずバンジョーで三味線とユニゾンするが、あまり効果的でないので、途中からアコギに楽器を替える。最初どうなるんだろうとシンパイしていたが、太鼓やチャンチキのダビングが終わる頃には音頭っぽくなってきて、やっぱりシャッフルじゃなくて音頭になるのは、日本人の血がそうさせるんだなあと納得。結局ギターとマンドリンが採用で、バンジョーはナシになった。

大本山成田山
http://www.naritasan.or.jp/


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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