2007年01月

2007年01月31日

BEE GEESのギターサウンドを思い出す

96409741.jpg1月29日

夕方から麹町のサウンドインAstで映画の劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギとマンドリンで参加。装飾音符にちょっと苦労したが、何度か練習の末ナントカ無事に終わった(と勝手に推測....)。

tassi若かりし頃、そう1970年代だなあ。「小さな恋のメロディー」という映画が流行った。マーク・レスター、トレ−シー・ハイドという二人の子役が主人公の映画で、少年少女の純愛をほのぼのと描いた内容だったと記憶している。映画の中で効果的に使われていた曲は、ほとんどがビージーズの作品だった。全体を通じてアコースティックなサウンドで、紅顔の美少年tassiの音楽形成に影響を与えたアーティストのひとりだ。また、映画のエンディングで流れるCSN&Yの「Teach Your Children」も印象的で、ジェリー・ガルシアが弾くスティールギターも、どことなくつたなく、それがまたイイ味を出していた。

ビージーズはその後「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラなどで有名になり、そのサウンドも時代と共にダンサブルな方向へと変化していったのはよく知られている。「サタデー...」以前に来日したとき、ボーカルのバリー・ギブは、確かナチュラルのGUILD F50をオープンチューニングにして、弾いていたと思ったが勘違いかな。

今回録音した映画のサウンドトラックも、サブタイトルに「小さな恋の・・・」とあったので思わず昔を思い出してしまった。昔といえばチャーリー・マッコイのレコードが旧友から送られてきた。いやあ懐かしい.....


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2007年01月30日

どんど晴れ

f010d0f6.jpg1月28日

夜渋谷にあるNHK506stで、4月から放送予定の朝の連ドラ「どんど晴れ」の劇伴録音。音楽は渡辺俊幸氏。tassiはアコギとガットで参加だ。かなり早く着いたので楽器を搬入し、近くのイシバシ楽器店まで散歩がてら覗きに行く。

イシバシのアコギ売り場に入ると、奥で怪しげな二人が「アアデモナイ、コウデモナイ」と楽器を物色中だ。う〜ん、コレはまずいところに遭遇したか、と身構えて奥に入っていくと何と見慣れた顔が二つ揃っているではないか。ジプシーギターの達人有田純弘氏と、もう一人はウエキ弦太氏だった。ウエキ氏は、以前tassiの旧友d.kのライヴで一緒になったこともあるギタリストだ。いやいや懐かしいなあと3人で盛り上がる。そんなこんなで、アコギ売り場の奥は危ないオヤジたちに占拠され、店員もちょっと及び腰の対応。他のお客の入る隙をも与えず、この時間イシバシは商売上がったりだったのではないかと、深〜く反省してます。

そろそろ時間ということでNHKに戻り、21時まで劇伴録音をキッチリ済ませ、その後品川にある湾岸音響スタジオへと移動する。湾岸音響はオンラインゲームのサウンドトラック録音だった。音楽は谷田部正氏。4曲ほどダビング作業があり、アコギや12弦はもちろんだが、ウード、ブズーキ、バグラマといった民族楽器も大活躍であった。終わってみるとけっこうな時間で、フラフラになってナントカ帰宅。

弾くときにいつも思うことだが、バクラマの持ちにくい事といったらありゃしない。小型そして裏が丸いので、しっかりホールドできないのだ。ストラップを考えるか何かしないと、変な格好で弾くのでどこかの筋を違えそうだ。


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2007年01月29日

鍛錬の誕生日

ca25a73e.jpg1月27日

午後から都内某所でCM録音。音楽は吉野裕司氏。本日はゲームのCMだが、いつもの吉野氏の作風と違い、かなりオーソドックス。ふ〜〜ん、たまにはこういう作風というのもアリなのかと録音に入る。全編ガットでアルペジオだったが譜面はしっかり書き譜で、普段あまり使わないような運指にちょっと苦労する。なにげなく聞き流すとふつうに聞こえるが、実は弾くとタイヘンという、吉野氏の仕掛けが今日もまたtassiを鍛えてくださいます。ごっつぁんでした。

エンジニアの鎌田岳彦氏は、アコギを録るときいつもNEUMANN KM56なのだが、本日はKM 184まで立てていただいて、これまたアリガトさんでした。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm


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2007年01月28日

アニメのエンディングテーマ

b3e8b8ae.jpg1月26日

午後から溜池にあるクラウンレコードのスタジオでレコーディング1曲。音楽は宮崎慎二氏。

tassiはアコギとバンジョーで参加だ。楽器を愛車に積んでスタジオに入ろうとすると、フルートの旭孝さんとすれ違う。tassiと入れ替わりらしい。それにしても最近よくお会いする方で、ベテラン中のベテラン。たぶんスタジオ業界では最古参なのでは....。

本日の録音はNHKで放送中の、某アニメ番組のエンディングテーマになるらしい。そういえばオープニングを歌っている、北島三郎の曲にもtassiはバンジョーで参加したことがあったなあ。

スタジオのエンジニアに「いつもブログ見てます」と言われてしまった。知らない間にいろんな人が見てるのかと思うと、ちょっと身構えてしまう。

毎年この時期になるとソワソワしてしまう。以前は定期的にヨーロッパを旅していて、だいたい1月下旬ぐらいからその計画を練り始めていたから、そんな理由なのかもしれない。何度行っても一人旅は珍道中の連続で、とても日本では味わえないようなスリリングな旅ができる。このあたりのことは「Tassi Homepage」の「世界民族楽器交遊録」を読んでいただければ、そのアブナイ旅の一部始終がお分かりいただけると思う。

写真は1990年、初めて訪れたウイーンの夕暮れ。日本とヨーロッパの違いは建物などいろいろあるが、空が違うのに一番驚いた。同じ地球から見た大気なのだが、何でこんなに違うのだろう。

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2007年01月26日

旧友と飲む

1393baab.jpg1月25日

午後から麹町のサウンドインで劇伴録音。NHK教育の「クインテット」の録音、音楽は宮川彬良氏。デキシー風の曲でウクレレ、一人で寂しくポロポロとウクレレなんていうのをいくつか録り無事終了。

夜は懐かしい大学時代の友人と渋谷で飲む。彼とtassiは生年月日が同じ(誕生日じゃないよ)で、お互い50になる前に会おうよってことで数十年ぶりに再会。彼とはブルーグラス仲間で、短い間だけだったが一緒に演奏したことが昨日のようだ。彼は今も定期的にタワーレコードにCDを漁りに来る音楽ファンだ。僕が貸したというハーモニカ奏者「チャーリーマッコイ」のLPをまだ預かっているという話を聞いたが、実はそれはtassiが他の友人から借りたレコードだということが判明し、今度はその友達にも会わなくてはならないということになってしまった。あの頃はいろいろとイイカゲンな時代だったのだなと妙に納得、いや反省。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm


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2007年01月25日

北辰斜めにさすところ

d47cc8e9.jpg1月24日

午後からアバコ304stにて映画「北辰斜めにさすところ」のサウンドトラック録音。作曲は和田薫氏。

マンドリンを数種類持ってきてと言われていたので、tassiは兵器庫から精鋭部隊を集めて早稲田までひた走る。劇伴なのでけっこう曲数があるかと思いきや、なんと1曲のみ!譜面を見るとそれほど難しくなく(というより白い部分が多い)、たまにはこういうことがあってもバチは当たらないよね。

ほどなく和田氏の登場で本日録る映画の説明や、なぜ数種類のマンドリンが必要かという趣旨を聞く。映画の舞台が昭和初期なので、それに見合った音色を選びたいということだった。あらかじめ録音済みのオケに一本ずつ順番に当てていく。シンプルなメロディーなので、音色命といったところか。

写真左から時計回りに「フランス製ジュラ」「イタリアナポリ製アーチバックマンドリン」「ブラジル製バンドリン」「イタリアナポリ製ラウンドマンドリン」「アメリカ製ギブソンF-2」ということで、時代背景からするとアレが採用かな、と想像したが映像と合わせたところ、予想外の結果となってしまった。

夜は六本木にある制作会社でCMのデモ録音。音楽は周防義和氏。ピックギター(そう漫才ギターですよ!)でリズムを刻み、これまたマンドリンでメロディーを奏でる。本番はアレとアレも持っていこう!

「北辰斜めにさすところ」
http://hokushin-naname.jp/


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2007年01月24日

MARTIN弦を徹底比較

200701241月23日

弦のハナシのつづき

デジタル表示ができるノギスとマイクロメーター(0.001mmまで計測可能)の2種類で、弦の太さをシビアに測ってみた。どの弦もパッケージに表示されているサイズとほぼいっしょで、微妙に違っているのは誤差程度と考えてよいレベルのもの。

まずSP弦はノーマル弦と比べてどこが違うのかというと、見た目ではプレーン弦および巻き弦の芯線に、金メッキが施されている点だろう。

さて、「SP FINGERSTYLE」の手触りが妙に柔らかいのが気になったが、巻き弦の太さは一緒だ。とすると芯線の太さが違うのかもしれない。そう考えて測ってみるとやはりそうだった。表の赤字を見ると分かるように、他の弦に比べると微妙に細い。写真は6弦だが、右の弦の芯線の方がほんのわずかだが、細いのが分かるだろうか。後は実際にMerrillに張ってみて音出してチェックだね。


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2007年01月23日

昭和のフォークの達人たち

6cb7cf6c.jpg1月22日

夜から麹町サウンドインAstにてレコーディング1曲。編曲は丸山雅人氏。昭和のフォーク調ってことで、アコギに達人安田裕美氏と名人谷康一氏が控えている。tassiはというとマンドリンで参加だ。大先輩たちのギターの音色も人それぞれでとても興味深い。

フラット、ラウンド両マンドリンとバラライカを持っていったが、昭和のフォークとくればやっぱりフラマンでしょう!!恙無く1時間ほどで無事終了。

安田氏とSPのハナシで盛り上がる。SPといえば今や「MAARTIN SP弦」のことを指すのはもう当たり前。そういえば以前谷氏にSP弦をもらったことを思い出した。でも最近谷氏はダダリオ派らしい、なぜだろう.....?

さて、前回の続き。見た目にはそれほど違いがなくても、スキャナで見てみると微妙な違いがあるかと思い、本来の使い方ではないがマクロレンズ的に弦のボールエンド部をスキャンしてみた。左から「MARQUIS」「SP MARQUIS」「SP FINGERSTYLE」となっている。拡大したつもりだが今ひとつその違いが分からないね。赤い糸の濃さが微妙に違うのが分かる程度だなあ。次回は詳細に取ったデータともっと拡大した画像を公表しようと思う。


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2007年01月22日

馬頭琴

07e5caa1.jpg1月19日

午後から麹町サウンドインBstにてレコーディング1曲。作編曲は内池秀和氏。モンゴル出身の女性馬頭琴奏者のレコーディングだ。ガットの他に何か民族楽器をということで、重ねて積みにくい「裏丸系」の楽器を数点運ぶ。正確にはブズーキ、サズ、ウード、ジュラをセッティング。

まずはガットでアルペジオ、次にソロ部分をナニにするかで色々と試した結果、ウードに決まり。サビ部分にジュラのストロークを重ねると、あら不思議モンゴルの風が吹いてきた。

約3時間のインターバルの後に同じサウンドインFstに移動なのだが、この時間を利用してお茶の水の楽器店に弦を調達に行く。いつも行きつけの「Blue-G」には「MARTIN SP FINGERSTYLE」が置いてなかったので、お茶の水一安いとウワサの「ESP」にて、弦を箱でドド〜ンと大人買い。「FINGERSTYLE」の他にも「SP MARQUIS」という弦を発見。ノーマルの「MARQUIS」とどう違うのだろう。

ちなみに「SP」というのは、「STUDIO FERFORMANCE/スタジオパフォーマンス」の略だとか。そんなにシビアな弦なのか、それともその他の弦はスタジオでは使い物にならないというのだろうか?そんなことも含めてじっくりチェックしたいと思う。

戻ってみるとFstには作曲家の澤野弘之氏が待っていた。今年後半に公開予定の映画のサントラ録音だ。トリッキーなメロディーをマンドリンで弾くが、覚えづらいフレーズなのでちょっと難儀する。次にシャッフル系のバンジョー曲を録って2曲にて無事終了。今日は風邪気味であまり体調が良くない。弦のチェックはまた後日にしよう。


内池秀和氏のサイト
http://www.uchiike-h.com/


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2007年01月21日

MARTIN SP FINGERSTYLE

c7cb71d2.jpg1月16日

午後から麹町サウンドインAstにて小沢亜貴子さんというアーティストのレコーディング2曲。編曲は矢野立美氏。tassiはアコギで参加。

今日はNHKの取材が入っていて、コントロールルームには関係者が多く、おまけにTVカメラが回っているのであまり迂闊なことも言えず、ちょっと気を遣う。ピアノの山田秀俊氏は特に気にしていたようだ。ディレクター氏曰く「まずいところはカットしますから、気にしないでどうぞ」と言ってくれたが、そんなことしたら放送するところがなくなっちゃうよ....。

GIBSON SJにたまたま張り替えたのが、マーチンの「SP Fingerstyle」という弦。先日ちょっと思い立って買った弦だ。ライトゲージなのだが、MARQUISに比べて指へのアタリが柔らかい。音もブライトかつブリリアントで倍音も多く好印象を持った。ただ、GIBSON SJはマーチンと比べると若干弦長が短いので、もう少しテンション感が欲しい。Merrillに張ってみようかと画策中。この結果はまた今度。


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2007年01月20日

五木ひろし

01debb56.jpg1月14日

午後からキングレコード関口台スタジオにて4曲。編曲は若草恵氏。tassiはアコギとブズーキで参加。本日は五木ひろしさんのレコーディングで、アコギにもう一人達人の安田裕美氏が参加だ。

4曲全てtassiがリードで、安田氏はひたすらバッキングに回る。ガットギターも2曲あったが、tassiでもナントカ務まる内容だったので、ホッと胸をなで下ろす。全体的にアコースティックな内容で、五木さんも毎回オケを録るたびに一緒に歌い直すという、まさにミュージシャンシップあふれるもので、その姿勢にひたすら感動。やはり演歌の歌手は歌が上手い。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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2007年01月14日

台車のロールスロイス

63a154ec.jpg1月12日

午前中に昨年末録音したドラマ「エラいところに嫁いでしまった」の追加録音。カンテレ、マンドリン、アコギ、ガットで参加。その後キングレコード関口台スタジオにて2曲。編曲は小堀ひとみ氏。日本人のココロに染み入る世界をウマク表現するのはナカナカタイヘン。ガットギターの高島政晴氏はさすがにウマイ!

ここ10年長い間使い倒していた「台車」を、今年から新しいのに替えた。だいたい台車なんて買い換える必要あるんですか?そんなギモンが聞こえてきそうだが、10年も使えば耐用年数をとっくに過ぎているらしい。一般の人は台車なんて使う機会はそう多くないから実感がわかないと思うが、tassiのように毎日楽器を運ぶ人間には、楽器と同じくらい使用頻度の多い道具なのだ。

ギター類も7〜8本載せると台車にかかる負荷は相当なもの。まして古くなってくると車輪の動きはぎくしゃく、よく見ると本体も心なしか曲がっている。押してもスムーズには動かず、そして車輪付近から聞こえるキーキーいうノイズも気になってきた。tassiは東急ハンズ党であるが、最近車で30分ほどの「ユニディー」狛江店によく顔を出す。郊外にあるホームセンターなのだが、一般の人に交じってニッカポッカ姿の人たちが買いに来ている姿をよく見る。なるほど、プロショップという側面もあるのだね。

台車売り場に行くと大小様々な種類でいっぱいだ。値段もピンキリで安いのは2千円ほど、高いのは1万円ぐらいする。たかが台車と思うなかれ。高級台車は持って軽く、押してスムーズ、車輪の音も静かでまさに台車のロールスロイスと言ったところか。それでも値段は1万円はしない。ちょっと高いとは思ったが、長く使う物だから思い切って手に入れてしまった。ネーミングがスゴイ、「静CARRY」だもんね。これで楽器を運ぶのが楽しくなる。


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2007年01月13日

テンピュールのクッション

0bb94368.jpg1月11日

午後から麹町のサウンドインAstにてレコーディング2曲。編曲は若草恵氏。tassiはアコギで参加。

長時間にわたるスタジオワークの時は、ず〜っと椅子に座ってギターを弾くことになる。スタジオによってその椅子もまちまちで、座面がけっこう硬い椅子の場合、最後の頃はおしりが痛くなってしまう(痔じゃないよ)ことがよくある。以前8時間にも及ぶ事があり、途中で「こりゃあタマラン」と東急ハンズにクッションを買いに行った。

一時話題になった低反発の「テンピュール」だ。ベッドや枕など様々な商品を販売しているが、値段が高いのが玉にキズ。でもこのクッションのおかげで、それ以来どんなに長時間座っていようと、おしりが痛くなることはなくなった。デスクワークで長時間椅子に座って作業する人には必携のアイテムといえるだろう。


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2007年01月11日

引退後はもちろん大工

e28c1878.jpg1月9 日

午後から西麻布にある音楽制作会社にてCM録音。某乳製品メーカー野CMで、海外アニメ作品曲のアレンジモノ、音楽は藤本氏。tassiはリュート、アイリッシュブズーキ、アコギで参加。

tassiの年賀状は前年に印象的だったイベントを写真にし、それをうまくデザインして作り上げる。過去の例を思い出してみると、楽器買い付けに行ったヨーロッパの写真や楽器の写真がほとんどだが、今年のはちょっと趣が異なる。何と「CDラック」制作の流れをわざわざ題材に選んだのだ。

おおよそ家具というのは、自分の好みのサイズやデザインとはほど遠いことが多いと思う。あと少し小さければここに収まったのに、とか、もう少し背が高いとピッタリ天井にくっついて完璧なのになあ....などなど。CDラックもその例に漏れず、どこの家具屋で見ても、あるいはどんな組み立て家具をアレンジしても、自分の思い描く姿にはならない。ならば「作ってしまえ!」ということで、昨年の5月の連休に重すぎる腰を上げて断行した。

構想2年、制作3週間というこの力作を、世の中の皆さんにお見せしない理由がどこにあろうか!ということでその一部だが、12枚の写真を時系列で並べて年賀状にした。まあこういうモノにあまり興味のない人にとっては迷惑千万だろうが、ウレシイことに頂いた返事の中で、賞賛、憧憬、共感、心配....などなど好意的なお言葉を頂戴した。

はがきに12枚の写真はどう考えても小さすぎるし、年賀状出さなかった人もいることもあり、それより何より思ったより反響が大きかったのでこのブログで4枚ほど公開することにした。最後の組み立て写真なので、苦労の跡が見えないのだが、まあ定点撮影っぽくてそれも面白いかもね。昨年春mixiで書いてた時は一部始終を公開したが、もうあそこは撤退してしまったので。

記事のカテゴリを一つ追加した、「大工」。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm

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2007年01月08日

仕事始め

180555b4.jpg1月8日

2007年の仕事始めは、新富町にある音響ハウスでのCM録音。音楽は山下宏明氏。

本日は某菓子メーカーのチョコレートのCM。アコギ1本と唄というシンプルな編成なのでナカナカ気を使う。ちょっと変則的なパターン(ギタープレーヤーからすればのハナシだが)なのと、正月ボケが重なって馴染むまでに少々時間を要する。エンジニアの小幡氏はいつものNEUMANN U67に加え、ROYER R-122をネック寄りにセッティングだ。

フィンガーピックをつけたGIBSON SJのサウンドは、いつもならハッキリした通りの良い音になるのだが、リボンマイクのおかげで低域が幾分ふっくらとして、暖かみのある音に深みが増したようだ。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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