2006年08月

2006年08月30日

CAVAQUINHO/カバキーニョ

8a1b94c7.jpg8月28日

午後から麻布十番にあるCM音楽制作会社にて化粧品メーカーのCM録音。作曲は五十嵐渉氏。プロデューサーの平賀氏から、ホームページで音を確認させて頂きましたので、楽器はCAVAQUINHO/カバキーニョでお願いします。と伝えられたのだが、果たしてどっち(ブラジルそれともポルトガル?)だろうか。

譜面を見ると4分の7拍子でメロディーが書いてある。ポルトガルのカバキーニョではちょっと無理があるので、ブラジルもので演奏。下の音域が足らなかったのでちょっと工夫してサッサと終了。とはいかず、演出家(映像の)が来るまでしばし待機。CMの場合良くある事なのだが、最終的に演出家やスポンサーのOKがないと、演奏がOKでも帰してもらえない。だからたいてい待つことになる。今日は演奏風景がぜひ見たいということだったので、ギャラリーの目の前で再度演奏。さらに楽器の説明などして、無事無罪放免となる。小腹が空いたので「更級堀井」で軽く蕎麦を食べて帰宅。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2006年08月29日

ちんぐ音楽祭 その2

beab815e.jpg8月26日

「ちんぐ音楽祭」本番当日である。そもそもこの「ちんぐ」というのはナニかというと、対馬では「友達」という意味のことだと聞いた。では対馬の方言なのかというとそうでもないらしい。実は韓国でも「友達」という意味だという。地図を見ると解るが、対馬は日本と韓国のちょうど中間点にある島だ。韓国の釜山(プサン)までフェリーで2時間ほどの距離だから、福岡へ船で行くよりもずっと近い。きっとその昔、パスポートなんてない時代から人の交流があったはずだから、当然共通する言葉もあるというワケだな。

小室さんはこの音楽祭のホスト的な役割、だから出番がトリになる事はない。たいてい最初の方だ。例年小室さんのステージが終わると、他のミュージシャンの演奏を聞きながらビールを(そのあと焼酎とか色々...)飲むのを唯一の楽しみとしているtassiだが、今年は最後に森山良子さんのサポートも頼まれているので、そうそう飲んだくれているワケにはいかない。小室さんのステージは決めごとナシの出たとこ勝負、何でもアリなので結構気楽だが、良子さんの場合はそうもいくまい。ということで本番終了までノンアルコール。

夕方は暑さもそこそこにそれほど湿気はなかったが、良子さんの本番の時はちょうど夜露が降りてくる時間だった。そうだねえ湿度90パーセントぐらいって感じでかなりタイヘンだった。チューニングは狂いまくり、おまけにギターの弦もネットリと指に吸いつく感じで、スラーなんて怖くて出来ない。リハーサルは2週間前だったからほとんどぶっつけ本番だったが、まあなんとか重大な事故も起こらず、無事に終了。

良子さんのステージは「ZOOM A2.1u」を使ってラインで送る。音質は可もなく不可もなく、つまり全く使えない音でもないし感動的にヨイ音でもないという、まあごくごく普通といったところかな。リバーブは正直言ってあまり使い物にならない。スピーカーではよく解らないが、ヘッドフォンでチェックするとバレバレである。まあそれでも値段とコンパクトさを考えれば、十分に及第点だと思うが。

本番終了後、一般のお客さんを交えての交流会を済ませ、昨日同様「山ちゃん」で2次回。その後は昨日と以下同文である。

写真は楽屋(テント)での八木のぶお氏。


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 28mm

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2006年08月27日

ちんぐ音楽祭 その1

72686dc4.jpg8月25日

「ちんぐ音楽祭」のため前乗りにて対馬に行く。「前乗り」とはたぶん業界用語だと思うが「前日移動」のこと。「移動=乗る」「公演をする=打つ」ということから、当日移動で公演本番をすることを「乗り打ち」なんて言ったりする。はい、一般の方向けのオハナシでした。

毎年この時期台風をシンパイするのだが、今年はピーカンで雨の心配はなさそうだ。飛行機も揺れずにすんだしね。空港からコンサート会場まで直行で、すぐに小室等さんリハーサル。会場の後ろはすぐ海で潮風が気持ちいいが、楽器にはあまりよろしくない環境だ。また夕方4時とは言えこの対馬は日が長い。ジリジリとした太陽が容赦なく照りつける。リハーサルとは言うものの、小室さんはいつもやる曲は当日ぎりぎりまで決定しないので、譜面の用意もできず確実にやる曲のみのチェックだけだ。

メンバーは他にブルースハープの八木のぶお氏のみ、という3人編成。小室さんを始め皆さんご高齢とは言わないが、炎天下で長々とリハーサルやるほどの元気と根気はないので、1,2曲ちょっと音出ししてモニターチェック。ギターはラインは使わずマイクのみ。10分ほどでサッサと切り上げる。

夜は当日の出演者(日韓合同)の食事を兼ねた交流会、そして当然のように2次回。毎年行く店「山ちゃん」で対馬の焼酎「やまねこ」を、これまた毎年のようにしこたま飲む。当然明日は毎年のように二日酔いだろう。店のマスターがシンパイして「ウコンの力」を1本くれるが、こんなんじゃ効かないカモね。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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空腹はイケマセン

8月24日

夕方から西麻布にあるワーナースタジオまでアニメ「Gift」の劇伴録音。作曲は伊藤真澄氏。
アコギとガットで参加。アコギは楽器自体の音がそれほど大きくないので、おなかの「グ〜〜」と鳴る音は確実にマイクが拾ってしまう。恥ずかしいのはもちろんだが、録音に支障をきたすのでいつもは食事をして仕事に臨むようにしている。だがこの日は、ちょっと中途半端な時間だったので空腹だった。

血糖値が下がるとろくな事はない。いつも入れないミルク砂糖たっぷりのコーヒーを作ろうと思ったら、手が滑ってカウンターにぶちまけそこら中をコーヒーまみれにしてアシスタントに余計な仕事を増やすは、果ては大事なギターをあちこちにぶつける始末。なんだか弦を押さえる左手もいつもより心なしか力不足の感あり。やっぱり日頃の健康管理は大切だね。おっと、写真を撮ってくるのも忘れていた。


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2006年08月23日

「ZOOM A2.1u」と「G7th CAPO」

ebdb49ff.jpg8月22日


数日後に迫ったライヴのために、急遽コンパクトで使い勝手のよいエフェクターを求めて渋谷のイシバシ楽器に行く。tassiのニーズに合うのは、「ZOOM A2.1u」だけだったので軽く音出しして買って帰る。イシバシでチェックした限りでは、メーカー・プリセットのサウンドはほとんど使い物にならないので、明日ゆっくりと音作りしてみようと思う。頼りないぐらいのサイズなのでちょっとシンパイだが、買値で約1,5万円というのはかなり魅力的な価格だ。

ついでに「G7th CAPO」もポイントでゲット。アコギ用はすでに持っているが、フラット指板の色々な楽器で使える「クラシックギター用」を見つけ大喜び。これでチューニングの狂いにそう気を使わなくて済みそうだ。カポ自体の質量が大きい事が唯一気になる点だが、使い勝手としてはとてもヨイと思う。そうそう、このカポのもう一つの弱点として衝撃にあまり強くないという点だ。回転部分が複雑な機構を持っているので、ちょっと落としたりしてそこにダメージを与えると、下手するとバラバラになってしまう。tassiのカポも落としたワケではないが、その部分がバラバラになってしまった。ナンとか自分で直そうと思ったが、元々複雑で特殊な組み立てをしているようで、何度やっても元には戻らなかった。結局楽器店で交換してくれたからヨカッタが。

一般的にカポなんて簡単な構造で、落として壊れるっていうモノではないという認識があるが、この「G7th CAPO」に限ってはは丁寧に扱った方がイイと思う。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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2006年08月22日

久々に平岩嘉信氏と会う

44bcf0ce.jpg8月21日

午後から代々木のワンダーステーションでCM録音と聞いて来たが、某化粧品会社の創立何周年かの特別な録音らしい。音楽は平岩嘉信氏。昨年引っ越してご近所さんになったtassiだが、スタジオでは久しぶりにお会いする。スタジオに到着すると角田順氏が爆音でエレキギターのダビングの真っ最中。tassiは角田氏の後、桑野ストリングスと同録だ。

tassiはアコギでアルペジオ、そして12弦で同じようにアルペジオをダビング。サクサクと無事終了。オケは打ち込みだが、そこは平岩氏ならではの工夫が随所に散りばめてあり、なかなか凝った作りになっている。またギターと生ストリングスが入る事でさらなる曲の躍動感が増したようだ。総打ち込みではナカナカこうはいかないだろうね。この後大勢のコーラスが入るというから、まさに紅白歌合戦のエンディングを想像させるスケールの大きい作品に仕上がるのだろうと、勝手に想像しているが。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年08月19日

RED GARDEN

928a859c.jpg8月18日

午後からビクター青山スタジオ301でアニメ「RED GARDEN」の劇伴録音。作曲は千住明氏。tassiはアコギ、ガット、ポルトガルギターで参加。コーディネーターから「ポルトガルギターみたいのを、いくつか」という連絡を受けて、tassiはLAUDO,BOUZOUKI,IRISH BOUZOUKIなど満載で台車と共に登場。

ギターも含めて全ての譜面はコードワークのみ、ポルトガルギターも同様だ。しかし分数コードが多く、おまけに転調もある。一人ダビングなら時間をかけてどうにでも出来るが、今日はストリングスや木管などと同録だから、ワンテイクで弾かねばならない。必然的に演奏できる楽器は限られてくるわけだ。

なんとかチューニングをやりくりしながら、ポルトガルギターで本番を迎えることになった。怪しくなりそうなピッチを押さえ方で工夫するが、弱く押さえると弦がビビッたりしてかなり気を使う。結局数カ所をなおして無事にOKをもらう。早めにスタジオに着いて譜面が見られたからヨカッタものの、コレがもろに初見だったらタイヘンだっただろうね。今回演奏した曲は全てとても魅力的で、いかにも千住さんといったサウンドだった。しかしまあ先日の金城さんの件といい、今月はポルトガルギターに苦労させられる月だなあ。


Panasonic DMC-FX1

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2006年08月18日

24時間テレビドラマ「ユウキ」

3041d2c5.jpg8月17日

昼過ぎから麻布台のサウンドシティCstで劇伴録音。作曲は菅野祐悟氏。今月26日(土)から日テレで放送される「24時間テレビ・愛は地球を救う」の放送枠にある「ユウキ」というドラマの音楽だ。昨日プロデューサーの長氏から電話で「砂漠のイメージにあった楽器を持ってきて欲しい」という連絡が入った。すかさずtassiはどこの砂漠の事でしょう?と質問。アフリカのサハラ砂漠なら中東系の楽器だし、中国のゴビ砂漠ならモンゴル、中国系ですが......と逆に長氏を困らせてしまった。どうやらオーストラリアらしい。ってことはアボリジニの楽器ディジュリドゥか?しかしこれはtassiの首尾範囲外だなあ。

先日のカニかご漁船がロシア国境警備局に銃撃された事に反発して、スタジオ近くのロシア大使館周辺では右翼の宣伝カーと警備の警察が何度も小競り合い。そのせいでスタジオに通じる道路はそのたびに閉鎖されてしまい、危なく遅刻するところであった。なんとか無事に到着して楽器をセッティング。今日はアコギ、ガット、バンジョー、ドブロの4種類。念のためにブズーキ、マンドリンも車から下ろす。エンジニアは葛島洋一氏。tassiのギターはいつもNEUMANN U87とSHURE SM57の組み合わせ。イイ音で録ってくれるエンジニアだ。

今日は全て一人でダビング作業だ。まずは心象系で静かな曲からスタート。主にストリングスとガットメロの組み合わせ。そしてギターのみのバージョン違いを録る。ようやくエンジンがかかってきたところで、ビートのある曲を数曲。これはアコギメロだ。ちょっと手こずったが無事に終わり、最後にコミカル系と砂漠系を2曲録る。この2曲にバンジョー、ドブロを使った。どちらがどっちかは放送でご確認を。ドラマは26日(土)の夜9時15分頃からのオンエアらしい。

菅野祐悟氏のサイト
http://www.yugokanno.com/index.html

「24時間テレビ・愛は地球を救う」の詳細は以下に
http://www.ntv.co.jp/24h/contents/naiyou2006.html


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年08月17日

へ〜〜、知らなかったなあ

7251320d.jpg8月16日

お盆も今日がUターンラッシュらしく、あちこちの高速道路の登りが渋滞らしい。田舎がある人は毎年この時期に帰るからタイヘンだよな。tassiは東京出身だから帰省の苦労を知らずに暮らしているが、逆に年に2度のイベントから外されているワケで、それはそれでちょっと残念で複雑な気持ちだ。

昨日の劇伴録音(パンプキン・シザーズ)を色々と調べていたら、オープニングテーマを高橋洋子さんが唄うらしい。今まで知らなかったっていうのがマヌケな話だが...よくよく調べてみるとtassiがアレンジした曲は、そのカップリング曲だったというワケだ。妙な縁だなあ。

今までアニメにはあまり興味がなかったが、これからはちょっと気にしてみようかな。

ってことでレコーディング作業風景の写真をもう一枚。


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 28mm

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2006年08月16日

パンプキン・シザーズ

8fe1fbd2.jpg8月15日

午後から麹町のサウンドインAstでUHFアニメ「パンプキン・シザーズ」の劇伴録音。作曲は大谷幸氏。ちょっと早めに地下駐車場に車を入れると、車両代行のおじさんが溢れんばかりの車をさばいていた。案の定、スタジオに着くと管弦を含む大編成がまだ録音中だった。ギターの古川昌義氏も一緒らしく、お呼びがかかるまで二人でしばし雑談タイム。ギターの弦やペダルスティールの話で盛り上がる。

大編成と入れ替わりでアコギの古川氏、アコーディオンに鶴来氏、それにtassiのMandolin,Bouzouki,Irish Bouzoukiが、すでに録音されているオケにダビングで参加だ。4曲だけだったのでアッという間に終わってしまった。大編成曲は攻撃的なシーンで使われるとのことだが、tassiがダビングした4曲はのどかで穏やかなシーンで使われるそうだ。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年08月15日

編曲家はタイヘン

a7d1fc0f.jpg8月12日

午後から麹町のサウンドインAstでレコーディング。編曲は若草恵氏、アーティストは「キム・ヨンジャ」さんだった。本日の曲調は二胡が入ったり、ゴスペル風だったりと、tassiが普段テレビで見ているイメージとは違っていた。tassiはアコギで参加。

ストリングスや管楽器を含む大編成だったが、2曲目にサイズ変更が出て若草さんもちょっと困った様子。リズム隊はコードで何とかなるが、ストリングスやコーラスはキチンとアレンジされているから、いきなりの変更といっても無理があるのだ。こういう時つくづく編曲家はタイヘンだなと思う。


Panasonic DMC-FX1


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ポルトガルギターに大苦戦

4d070d82.jpg8月11日

昼から紀尾井町にあるP.I.I.という隠れ家的なスタジオで「金城広子」さんのレコーディング。このスタジオは作曲家塩入俊哉氏のプライベートなスタジオだが、プライベートという割には機材やブースもしっかりしており、何だかとても羨ましいなあ....。

12時から4曲を録る。メンバーはギターに平野融氏、ベースに竹下欣伸氏、それにtassiのポルトガルギターという小編成。テンポがかなり揺れるので当然クリックはナシだ。まさにファドといえる曲調で、おまけにポルトガルギターのパートは全部書き譜だから、なかなかタイヘン。予習したとは言え満足行く出来にはならず、後でやり直そうとヒソカに考えているうちに3曲が終わり、楽しい食事タイムに。残った1曲は古いドイツリート風な曲だったので、KANTELE(カンテレ)でやることに決定した。

午後9時近くからポルトガルギターのパートを総入れ替え。結局作業終了は午前2時過ぎという長時間に及ぶレコーディングになってしまった。久しぶりによく弾いたなあ。

写真はカンテレを興味深そうに弾いている塩入氏のアシスタント今枝さん。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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2006年08月11日

たまには予習もします

d1cc160d.jpg8月10日

早朝からサウンドシティAstでB社の教材用レコーディング。作曲は長山善洋氏。今日は道が混んでいたらしく、時間ぎりぎりにバタバタと全員集合。スタジオで長山氏から追加でウクレレがあるとのメールを送信したと告げられたが、送信してもらったのは以前使っていたアドレスなので、残念ながらtassiの元には届いていなかった。ウクレレのパートは、ガットギターを5カポにして高音弦だけを弾くが、ちょっと無理があるなあ。

夕方から今月末に毎年対馬で開催される「ちんぐ音楽祭」のリハーサル。いつもは小室等さんのサポートだけなのだが、今年は森山良子さんのサポートも。ハーモニカの八木のぶお氏と一緒だ。それにしてもいつもながら良子さんの唄は素晴らしく、演奏していてもつい聴き入ってしまう。26日の本番が楽しみだ。

夜仮眠の後明日のレコーディングの予習。明日は「金城広子」さんのレコーディングだが、ファドを唄うという事でtassiはポルトガルギターで参加。事前に送られてきた譜面は全部書き譜なので、予習しないとすぐには弾けない。小編成でせ〜ので録るのでなおさら大変そうだ。テンポの揺れや微妙なニュアンスなど....果たしてどうなる事やら。


Panasonic DMC-FX1

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2006年08月10日

これぞギターサウンド!

9973391e.jpg8月9日

明日のリハーサルの予習を済ませ、夜から昨日と同じペーハーサウンドでトラックダウン作業。といっても中越氏はすでにプライベートスタジオで9割方作業を済ませているので、ペーハーではtassiや高橋さん本人そしてgeneonスタッフの細かい要求を修正する時間だけだ。

いつになく真剣な表情の中越氏にオドロき、また出来上がりのすばらしさに全員で万歳三唱国歌斉唱で、シャンシャンと作業は終了した。

アーティストモノのアレンジは久しぶりだったが、自由にやらせてもらいとても楽しかった。結局tassiの弦楽器類だけで16トラックぐらいダビングしたので、まさにギターサウンドの極致と言えるだろう。A面(言い方古いなあ)もそうだが、売れてくれるとイイなあ......


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年08月09日

夕焼けのご褒美

7441d240.jpg8月8日

今日は高橋洋子さんのシングル・カップリング曲のレコーディングで、午後から笹塚にあるペーハーサウンドまで行く。今回はアレンジも含めてだったが、tassiのパートは自宅スタジオにてすでに録音済みなので、今日の作業は岡雄三氏のベースと本人の唄入れのみだ。エンジニアは中越道夫氏。

岡氏のアップライトベースを入れた事で曲の躍動感が増し、バッキングトラックのグレードが更にアップした。さすが岡氏、ピッチも良いしリズムも抜群でテイク1でOK。打ち込みモノは打楽器のみで、ただしグルーヴ感を出すシェーカーだけは、tassiが実際に演奏して一番良い数小節をループさせた。

高橋さんの唄も3テイクぐらい録り、いくつかの差し替え作業の後ハーモニーパートをチャッチャと作り、最後にエンディング部分にフェイクしたパートを入れ完成。明日はトラックダウン、外に出ると信じられないほど夕焼けが綺麗だった。


Panasonic DMC-FX1

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2006年08月08日

8月はもう秋か?

fb1f08de.jpg8月7日

今日も東京は30度を超える暑さ。昨日の本番は涼しかったから、きっと今日も夕方からは涼しくなるだろうと予想し、久々に撮影に出る。ところが都会のコンクリートはそう簡単に涼しくはなってくれなかった。やっぱり涼しさは豊かな木々と土のなせる技だったんだね。

汗だくになりながら近所の写真を撮る。夜7時を回るとそろそろ暗くなってくるのがわかる。そうか、だんだん日が短くなってきているのね。日中が一番長い夏至よりも8月の方が気温が高い理由を、以前聞いた覚えがあるが忘れてしまった。ナルホド!と思うような理由だった記憶があるが。そういえばリビングに差し込む陽の光が以前よりもちょっと長くなってきた。まだ夏本番ではないが、なんだか秋の気配を感じるなあ。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年08月07日

スタジオによる音の違い

57064d8f.jpg8月6日

明治神宮のコンサート、本当は最後まで見ていたかったが、残念ながら出番が終わってすぐに、横浜みなとみらいにあるランドマークスタジオへまっしぐら。日テレ系で8月22日放送「最後のナイチンゲール」の劇伴録り、作曲は羽毛田丈史氏。

日曜日だったがさすがに夜9時近くなると、みなとみらい周辺も車や人通りが少ない。スムーズに駐車場に車を入れ、5階にあるスタジオまで台車に乗せた楽器を運んでいく。今日はアコギ、ガット、マンドリンそして沖縄が舞台ということもあって三線も登場。

通常、劇伴はシーンや登場人物によって、いくつかの音楽のテーマが作られる。そしてテンポ違いや楽器編成違いという形でバリエーションを複数作っていく方法をとる。今回も何種類かテーマがあるが、tassiが弾いたガットメロおよびガットソロは、平和や祈り安らぎといったテーマに使われるらしい。その中の一部で三線も使われる。

エンジニアは中林慶一氏、先日SONYで録音した松下奈緒さんの時と同じマイクセッティングだが、音の印象がかなり違う事に気がつく。AKG414とSCHOPSそれにマイクポジションも同じだ。SONYの時はちょっと固く、悪くいえばカサついた水気のない音、良く言えば乾いた音となるのだが。それに対してランドマークの方が暖かく深みのあるウエットな音だ。tassiのいつもの音なので安心して演奏できた。HAやワイアリングやケーブルの引き回しなど、微妙な違いによって音が変わってくるからスタジオ選択というのは難しい。


「最後のナイチンゲール」の詳細は以下のサイトを参考に

http://www.ntv.co.jp/drama-sp/


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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明治神宮

36ab0cd6.jpg8月6日

今日はまず原宿の明治神宮でライヴ。
明治神宮でライヴというのは、tassiの長い音楽人生の中でも初めての経験だ。

「ちんじゅの森チャリティコンサート 2006」というイベントだった。
CM録音の時によくすれ違った「おおたか静流」さん、アコギの魔術師「押尾コータロー」さんや「佐藤竹善」さんという実力揃いの中で、tassiは日本語の歌詞に独自の世界観を持つ笹川美和さんのサポートで参加。3曲だけだったが、潔く(?)アイリッシュブズーキだけで通した。本番は18時からだが、リハーサルは炎天下の13時という過酷な状況。チューニングは狂うは汗だくになるはで、楽器にも人間にもよろしくないね。3曲だけということに唯一救われた感じ。

明治神宮というと中学生の時に「初詣」に行ったのが最後だったか、いや高校生の時に中で練習しようとバンジョーを持って入ろうとしたら警備員に止められた、そんな記憶ぐらいしかないほどご無沙汰だったので、今日は暑い中あちこち探索してみた。都会のど真ん中にありながら、トンボは飛んでるし蝉もタクサン鳴いている。アブラゼミやツクツクボウシの鳴き声はわりとどこでもよく聞かれるが、ヒグラシの「カナカナカナ...」という鳴き声は、最近ではこの明治神宮で初めて聞いた。同じ鳴き声でも涼しげに聞こえるのはナゼだろうね。

笹川さんの出番は一番最初。18時といってもまだ暑いだろうと想像していたが、風が気持ちよく汗ばむ事もなく、とてもリラックスして演奏できた。野外嫌いのtassiだが、ここならいつでも来たい場所だ。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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2006年08月04日

矢沢永吉さんのスタジオ

088983e3.jpg8月4日

昼過ぎから赤坂のはずれにある「oden STUDIO」で某電気設備会社のCM録音。
昨年オープンしたスタジオで、tassiも初めて行く。
「oden、おでん...ちくわ、はんぺん」なんでこんな名前なの...?

ふつう「赤坂」と聞くと繁華街というイメージがあるが、ちょっと裏に入ると一方通行が多く、町名のわりには民家もかなり密集している。このスタジオもそのエリアの一角にあり、最初にココを訪れる人は道順がわからず、「近くまで来てるんですが、道順が...」と電話をかけてくる事もけっこう多いようだ。もちろんtassiもその一人。

作曲は岡田睦氏。今日は古いジャズの感じを出したいというオーダーなので、古いGIBSON L-4とやっぱり古いフランスのJ.CASTEILUCCIA(カステルチア)そしてガット(フラメンコ)を用意した。結局柔らかい音がマッチしてるという理由で、ガットを4ビート風に指弾きで演奏。オケに埋もれそうな感じだが、エンジニアの浜田純伸氏はきっといい塩梅にしてくれるだろう。

帰り際にスタッフにスタジオ名の由来を聞いてみた。インパクトのある名前にしたというのがその大きな理由だとか。まさか食べ物の「おでん」ではないでしょうねと改めて聞いてみたら、そういう意味もあるとかないとか.....。確かに、はんぺんちくわの「おでん」ならインパクト大だね。そういえばちょっと前に「鯛スタジオ」っていうのが飯倉にあったが、あれも独創的だったなあ。

当分このスタジオは「近くまで来てるんですが」「odenってナニ?」の対応に追われるだろうと想像した。

oden STUDIO
http://www.odenstudio.com/


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 28mm

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2006年08月03日

BANJO

68bb217c.jpg8月2日

午後から麹町のサウンドインで新人のレコーディング。
アレンジは長山善洋氏、先日の「シブヤらいぶ館」お疲れさんでした。

2曲録ったが「若いってすばらしい」という曲ではBanjoを演奏。
3Fingerだったがテンポはそう速くなく一安心。
オール生という今時ゼイタクな編成だった。

エンジニアは大野氏、NEUMANN 87とB&K 4006を写真の様にセッティング。


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 28mm

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2006年08月02日

アコギには67、でも149もイイなあ

91ef9691.jpg7月31日

朝早くから新富町のオンキョーハウスでCM録音、作曲はギタリストでもある三井誠氏で化粧品のCMだ。
今日はもう一人のギタリスト、伊丹雅博氏と一緒。二人共ガットギターで、メロディーとバッキングを分担する形だ。伊丹氏のガットは乾いた音でスパニッシュな感じ。tassiのはどちらかというとwetかつ柔らかい音色。それぞれに特色があり、アンサンブルもなかなか面白い。tassiはメロディーを担当した。

エンジニアはベテランの小幡幹男氏で、ギターに限らず生楽器の音を録らせたら右に出るモノはいない。tassiのアコギにはやっぱりNEUMANN 67でしょう。良くも悪くも弾いた音をそのまま録るのでゴマカシはきかない。

夕方から渋谷の文化村スタジオで劇伴録音。6月にやった「恋する天使アンジェリーク」の追加録音のようだ。作曲は伊藤真澄氏。前回同様やっぱり大編成のオケが帰った後に一人ダビング。アコギはGIBSON SJを使用。ガットギターでバッキングとメロディーのみという曲もあり、ギターの音があまりに良いので感動。マイクはNEUMANN 149、tassiも愛用のヤツだ。67とはまた違った良さがある。ちょっとオフ目で全体の鳴りを録る感じが自然で素晴らしい。楽器のデッドポイントも気にならない。思わず演奏にも気持ちが入る。エンジニアはMr.ASANO。


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 40mm

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2006年08月01日

マイクホルダー

52f6a498.jpg7月30日

夕方から赤坂の外れにあるCM音楽制作会社のスタジオまで。
NECのなんちゃらっていうCMで、詳細は忘れてしまった。

事前に参考音源がmp3で送られてきたが、予想して持っていった楽器のほとんどは使わず、結局アコギとブズーキのみだった。それぞれ2小節ほどの短いフレーズだけだったので、ほぼ一発芸に近い感じでOK。ロックぽい感じのストロークなのでここはGIBSON J-200を起用。オールマイティーじゃないけど、この楽器はいい仕事するねえ。また、民族系にはやっぱりBOUZOUKIを登場させて大正解。

tassiはマイクを固定しているホルダーに目がいった。マイクは安物(失礼)だが、マイクホルダーは曰くありげな高級品(と言うか安物マイクより価格が高い)。前々から気になっていたモノで、その効果たるやどれほどのモノかと興味津々であった。自宅でジックリと比較検討した訳ではないのでワカラナイが、剛性感溢れる見てくれに「ソレソレ」と物欲大魔王が耳元で囁く。

マイクホルダーのうんちくは以下に。
http://www.paradiserecords.net/proaudio/pages/enhancedaudio.html


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 28mm

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